HOME > サポートのポイント > このページ

車いすの介助

[ サポートのポイント ]

車いすの介助をする時の注意点
講師:桑田麻衣子さん

20090718_3.JPG

前輪が小さなタイプの車いすは、側溝のフタの隙間にはまってしまうことがあります。格子状になっているグレーチングなどです。この場合は、溝に対して斜めに進むと、隙間にはまることなく通ることが出来ます。

電動車いすは重いので、車いすを動かすこと自体には手を必要としませんが、危ないので周囲の人は気をつけてください。

段差を昇る時は、後輪(大きな車輪)の内側にレバーのような棒状のものがありますので、それを踏みながら前輪を持ち上げて昇ります。もし、他にも人がいれば、肘掛けの前方を真上に持ち上げてもらうと、楽に前輪を持ち上げることが出来ます。

段差を昇る時も降りる時も、できれば、前輪を上げたまま後輪だけで昇り降りをすると良いでしょう。

また、昇る時も降りる時も、必ず声を掛けるようにしてください。障害のある方は身体に力が入りにくいので、車いすをいきなり動かすと、姿勢を保つことが難しく、とても怖い思いをします。
「上がりますよ。」「下りますよ。」と一言、声を掛けてから動かすようにしてください。

祭りの当日、踊りのチームの中では人が込み合っているので視界がさえぎられてしまいます。前方を開けるように周囲の人を誘導してください。

2009-07-30